南小学校で福祉体験授業が実施されました。

11月17日(木)、南小学校の四年生たち79人が3~4時間目を使って、視覚障害のあるかたのお話しを聞き、白杖を実際に使ってみる体験の授業を受けました。この授業に協力してくださったのは、坊島にお住まいの堀康次郎さんと、福祉用具メーカーの綜合メディカル(株)さんです。

堀さんは、40代後半に目の病気にかかり、視野の中心部分がドーナツの穴のように欠けてしまっているかたです。病気になった時のこと、視野が欠けてしまったことによる生活の変化、そして今の暮らしの様子をお話しされました。
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直接語るだけではなく、ステージ上で視力検査を実演したり、得意のパソコン(音声読み上げ機能が操作をサポートしてくれます)を駆使してスクリーンに様々な資料を映し出したり。学校に持ち込むことが難しい機器の操作については、予めご自宅で使っている様子を撮影し動画として上映するなど、できるかぎり子どもたちに分かりやすいように工夫を凝らしてくださっていました。
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最後に堀さんから、「私は会社勤めの最中に目の病気になったけれど、自分で努力しつつ周りの人たちや便利な道具にも助けられ、同じ会社で定年まで勤めることができた。だから、もし皆さんに同じことがあってもどうか挫けないでほしい」「視力を失う原因は、40代以降の緑内障と糖尿病が一番多い。皆さんのご両親も40代くらいだと思うので、年に一回は必ず検査を受けるように!と伝えてください」とのメッセージがありました。
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綜合メディカル(株)の山本さんと岩切さんは、社会貢献事業の一環として、目隠しをして白杖を持ち一人で点字ブロックの上を歩く体験と、介助役とコンビになって障害物のあるコースを周る体験を指導してくださいました。
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一人で点字ブロックを頼りに歩く体験では、点字ブロックを遮るように障害物が置かれていたり、歩いているすぐ傍を自転車のベルを鳴らしながら通り過ぎたりと、実際の道でもよくあること(残念なことですが…)も再現されており、「これは困る/怖いなぁ」という実感を持ってもらえる内容でした。
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介助役に誘導されて障害物コースを進む体験では、介助役が行き先を言わずに方向転換してしまい引っ張り合いになったり、介助役がゆっくり歩きすぎて目隠している方が先に進んでしまったり、「目の見えない人と歩く時に気を付けるべきこと」を体験できました。
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2時間分という短い時間でしたが、学校の先生がたと協力してくださったボランティアさんの熱意によって、四年生79人全員が同じお話しを聞き、同じ体験をすることができました。皆様、大変お疲れ様でした。

※この授業の様子は南小学校ブログにも掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/minami-ele/e/d6c87e79fbfe6e7bc436d99e0fe20918

ボランティアセンター担当 大原
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